イオン選択性電極式の測定方式で水中の全塩素濃度を連続で測定可能！
Instran オンライン塩素計の測定方式であるイオン選択性電極式は、非常にシンプルな塩素測定法です。試薬の消費量が少なく、アンペロメトリック法では干渉となるクロム酸イオンが干渉となりません。DPD法で重要な干渉となる導電率やカルシウムは干渉となりません。
特長01
標準既知添加（SKA）法を用いて分析を行います。2回の測定が行われ、両者の差と検量線作成時の傾きから濃度を算出します。結果を計算するための基準は絶対値ではなくmVの相対差であるため、マトリックスサンプルに起こりうる変化はこの両方のレクチャーによって補正されます。これにより、外部からの干渉を避けることができます。
特長02
ヨウ化物の測定に基づいています。塩素、緩衝液、ヨウ化カリウム試薬の反応により、塩素がカリウムと反応し、ヨウ化物が放出されます。塩素はヨウ化物を置換されます。その後、ISE電極はヨウ化物を測定し、測定されたヨウ化物の量はサンプル中の塩素に相当します。
| 測定範囲 | 0～1ppm｜5ppm｜20ppm｜それ以上の濃度も調整可能 |
|---|---|
| 繰り返し精度 | ±2% |
| 分析時間 | 約10分 |
| 測定方式 | ISE 塩素電極 |
| 精度 | ±2% |
|---|---|
| 分解能 | 0.01ppm |
| 校正 | 2点 |
| 試薬消費量※ | 試薬1：0.5ml/分析-0.5L/月｜試薬2：0.5ml/分析 - 0.5L/月 |
※1時間あたり1回の分析を想定して算出した月間消費量です。
Instran アンモニア計
スペイン製のINSTRANアンモニア計は、飲料水から排水、海水まであらゆる種類の試料に対応できるように設計されています。実験室での測定技術をオンライン分析装置に取り入れたもので、分析ごとに自動校正と自動洗浄を行い、高精度の測定を可能にしています。シリンジ容積制御方式により、シリンジがサンプルや試薬に接触しませんので、シリンジの寿命を延ばす事ができます。メンテナンスに手間がかからず、試薬の消費量も少なく、高精度を維持する事が可能です。
Instran オンラインフッ化物イオン濃度計
既知の濃度の標準液とサンプルの2種類の濃度の差から濃度を算出するSKA法を採用しています。それぞれの電位差を比較して濃度を算出するため、使用環境による測定への影響を最小限に抑えることができます。測定の際に試薬を用いてpHを調整することにより、装置に対するフッ素イオン以外の干渉を除去し、高精度でのフッ素濃度の測定を可能としています。
Instran 低濃度用オンラインホウ素濃度計
最小測定範囲0~100ppbの低濃度のホウ素を測定可能なオンラインホウ素濃度計です。温度・濁度による測定への影響を補正するためにブランク測定をしたのちに、実際の測定を行います。これにより、環境による測定への影響を最小限に抑え、高精度でホウ素濃度を測定可能です。
Instran オンライン塩化物イオン濃度計
既知の濃度の標準液とサンプルの2種類の濃度の差から濃度を算出するSKA法を採用しています。それぞれの電位差を比較して濃度を算出するため、使用環境による測定への影響を最小限に抑えることができます。塩素イオンの測定にはいくつかの干渉物質がございますが、本方法ではこれらを用意に除去することが可能です。
