陸上養殖

生簀内の水質を守るアンモニア計導入事例

導入製品
Instran アンモニア計

導入先|陸上養殖場様

課題|給餌後に上昇する海水中のアンモニア濃度のリアルタイム管理

陸上養殖において、生簀内の水質管理は魚の生存率と直結する重要な管理項目です。特に給餌後は糞尿の影響によりアンモニア濃度が急上昇することがあり、ある一定の濃度を超えると魚体への悪影響や大量死のリスクが高まります。

しかし、海水成分による干渉や電極への不純物の付着、さらには測定環境の変動に起因する測定誤差などのさまざまな要因の影響により、海水中のアンモニア濃度を安定かつ正確に測定することができない点が、大きな課題となっていました。

ご提案|海水対応・低濃度高精度測定を実現するアンモニア計

そこで当社は、陸上養殖向けのアンモニア計をご提案いたしました。Instranアンモニア計は、本来は実験室で行われる測定方式を現場へ導入し、オンラインでリアルタイム測定が可能である点を特長としています。

主な特長は以下の通りです。

  • 1ppm付近の低濃度レンジにおいて、オンラインでアンモニア濃度を高精度に測定可能
  • サンプル液と同時に既知濃度の標準液を測定するSKA方式により、高い測定精度を実現
  • 各分析ごとの自動洗浄機構および定期的な塩酸クリーニング機構の設定により、不純物の付着を抑制
  • 低ランニングコスト(試薬は塩化アンモニウム・水酸化ナトリウムのみ国内調達可能)

これらの特長をご評価いただき、これまでに各養殖施設にて計3件の導入実績をいただいております。

導入効果|アンモニア上昇を即時把握し魚の死滅リスクを低減

本装置の導入により、給餌後に上昇するアンモニア濃度をリアルタイムで把握できるようになりました。濃度が設定した上限値を超えた場合には添加剤を自動的に注入する運用体制を構築し、アンモニア濃度を迅速に低減。これにより、魚のストレス軽減と大量死リスクの抑制を実現しています。

従来は定期的に手動で濃度測定を行っていましたが、本装置の導入により自動化が進み、省人化にも大きく貢献しました。さらに、使用する試薬は非常に安価であるため、ランニングコストの抑制も可能となっています。

また、SKA方式と自動洗浄機構により、海水環境下でも安定した高精度測定を維持。低濃度域での信頼性の高い管理が可能となりました。


本アンモニア計は、陸上養殖における低濃度アンモニアの高精度測定と安定運用を実現するオンライン分析計です。

オプションにより

  • 屋外設置用アルミスタンド製作
  • 2か所サンプルの切替測定(同レンジ条件)
  • SDカードによるデータ保存
  • 前段フィルターシステム設置対応

など、現場条件に合わせた柔軟なカスタマイズも可能です。

陸上養殖における水質管理の高度化をご検討の際は、ぜひご相談ください。

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