【サニー通信】オイルターミナルの話

【石油の用途と消費量】

一日に自分がどれくらいの石油を消費しているか、考えたことはありますか?

石油は身の回りの製品から発電まで使われており、私たちの生活に無くてはならないものです。
例えばプラスチックや合成繊維、合成ゴムの原料となるほか、ガソリン、発電のための燃料にもなります。

日本人は一人あたり4L以上の石油を一日に消費していると言われており、国内全体の消費量はなんと世界6位に相当します。

私たちは日々ガソリンやプラスチック等の石油製品を大量消費していますが、これらを賄うためには当然、大量の石油を安定して供給する必要があります。
石油の安定供給のために、国内では石油の原料となる原油を貯蔵する施設・原油を用途別に分解して軽油・ガソリン等を精製する施設が日夜稼働していることをご存知でしょうか?

【石油を貯蔵する施設・分解する施設】
石油製品の原料である原油は、タンカーによって外国から輸入しています。
タンカーによって運ばれてきた原油は石油貯蔵施設に受け入れられ、必要になるまで貯蔵されています。
これらの受入れ・貯蔵を行う施設は石油貯蔵施設や基地・ターミナルなどと呼ばれています。

石油貯蔵施設に受け入れた原油を、各種石油製品に変える施設は製油所と呼ばれています。
蒸留施設や分解装置を使って重油・軽油・ガソリン・ナフサなどにわけています。

ここで、重油は船の燃料、軽油・ガソリンは車の燃料、ナフサはプラスチック製品の原料として使われています。

ターミナルや製油所によって、貯蔵・分解・そして必要な量の石油が運搬されることで、我々のもとに適正な石油・石油製品が届いていることが分かります。

石油貯蔵施設・製油施設で活躍する油膜検知器】
ご紹介した施設では、原油受入れや設備の劣化が原因で油の漏洩が起こる可能性がございます。
これらの施設は多くが海や河川に面しており、油の漏洩は周囲の環境汚染・生活用水の汚染の危険を秘めております。
油膜検知器を設置することで漏洩を早期発見でき、環境汚染の可能性を未然に防ぐことが可能となります。

また、排水中の油分濃度の監視が必要な場合、弊社では油分濃度計の取扱いがございます。
詳細はお問い合わせください。

一覧へ戻る