
マンホール作業で酸素濃度測定が必要な理由
マンホール内部は閉鎖空間に該当することが多く、酸素濃度が低下している場合があります。
特に下水道設備や地下ピットでは、
- 酸素不足
- 有機物の分解によるガスの発生
- 換気不足
などによって作業環境が変化する可能性があります。
外見だけで安全かどうかを判断することはできないため、作業前に酸素濃度を測定することが重要です。
また、作業開始時に問題がなくても、作業中に環境が変化することがあります。そのため、測定は「作業前」と「作業中」で考える必要があります。
マンホールの酸素濃度測定は「作業前」と「作業中」で目的が違う
作業前測定
作業前測定は、マンホール内へ立ち入る前に安全を確認するために行います。
確認する目的は、
- 酸欠状態になっていないか
- 異常なガスが発生していないか
- 作業可能な環境か
を判断することです。
作業員がマンホールへ入る前に測定することで、危険な環境への立ち入りを防ぐことができます。
作業中監視
一方、作業中監視は、作業中に発生する環境変化を検知することが目的です。
例えば、
- 換気状態の変化
- 周辺設備からのガス流入
- 作業内容による環境変動
などにより、酸素濃度が変化する場合があります。
そのため、作業者自身が酸素濃度計を携帯し、継続的に監視する運用が行われています。
酸素濃度測定の基本的な流れ
マンホール作業での一般的な流れは以下の通りです。
① 作業前に測定する
マンホールを開放した後、内部の空気を確認します。
安全を確認せずに立ち入ることは避けるべきです。
② 必要に応じて換気を行う
測定結果に応じて換気を実施します。
換気後は再度測定し、安全な状態であることを確認します。
③ 作業中は継続監視する
作業者が携帯型酸素濃度計を装着し、作業中も監視を続けます。
異常が発生した場合は、LEDや警報音、振動により速やかに知らせることが重要です。
酸欠測定器を選ぶときのポイント
測定対象が酸素に対応しているか
酸欠対策が目的の場合は、酸素濃度を測定できる機器が必要です。
まずは酸素(O₂)に対応していることを確認しましょう。
携帯しやすいか
マンホール作業では移動や昇降を伴います。
そのため、
- 小型
- 軽量
- ベルトや作業服へ装着できる
ことも重要なポイントです。
アラーム機能があるか
危険な環境をすぐに認識できるよう、
- LED
- ブザー
- 振動
による警報機能が望ましいでしょう。
防塵・防水性能が十分か
マンホール作業では水や泥、粉じんにさらされることがあります。
そのため、屋外作業に適した保護性能も確認しておきたいポイントです。
WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)
マンホールや地下設備などの酸欠対策用途で使用する携帯型酸素濃度計として、WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)があります。
本製品は電源を入れると酸素濃度を連続的に監視し、危険な状態になるとアラームで知らせます。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
| 測定対象 | 酸素(O₂) |
| 測定範囲 | 0~30vol% |
| 分解能 | 0.1vol% |
| 測定原理 | 電気化学式 |
| 測定方法 | 拡散式 |
| 保護等級 | IP67 |
| 防爆認証 | ATEX、IECEx |
| アラーム | 赤色LED・95dBブザー・バイブレーション |
| 使用温度範囲 | -35~50℃ |
| 本体寸法 | 48×85×22mm |
| 重量 | 104g |
マンホール作業に向いている理由
- ポケットやベルトに装着しやすい小型軽量設計
- 酸素濃度を連続監視可能
- LED・振動・ブザーによる警報機能
- IP67対応
- 防爆認証取得
マンホールやピット、地下設備での作業中監視に適した携帯型酸素濃度計です。
WatchGas PDM+酸素濃度計の詳細はこちら

まとめ
マンホール作業では、酸素濃度測定が酸欠事故防止の基本となります。
特に重要なのは、
- 作業前測定で安全を確認すること
- 作業中監視で継続的に確認すること
の両方を実施することです。
また、酸欠測定器を選ぶ際は、
- 酸素を測定できること
- 携帯しやすいこと
- アラーム機能があること
- 防塵・防水性能や防爆性能があること
を確認しましょう。
マンホールや地下設備での酸欠対策には、作業者が常時携帯できる酸素濃度計が有効です。
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