酸素濃度計の選び方|マンホール・タンク・ピットの酸欠対策で確認したいポイント

マンホールやタンク作業では酸素濃度の確認が欠かせない

マンホール、ピット、タンク、船倉、地下設備などの閉鎖空間では、空気中の酸素濃度が低下している場合があります。

外見から酸素濃度を判断することはできないため、安全に作業を行うためには酸素濃度計による測定が重要です。

特に、

  • マンホールへ入る前
  • タンク内部の点検前
  • ピット内部での保守作業前
  • 清掃やメンテナンス作業中

には酸素濃度の確認が欠かせません。

そこで今回は、酸欠対策で使用する酸素濃度計の選び方について解説します。


酸素濃度計とパルスオキシメーターの違い

意外と混同されやすいのが「酸素濃度計」と「パルスオキシメーター」です。

酸素濃度計

空気中の酸素濃度を測定する機器です。

主に、

  • 工場
  • プラント
  • 建設現場
  • 下水道施設
  • タンク内部

などの作業環境で使用されます。

パルスオキシメーター

人の血液中の酸素飽和度(SpO₂)を測定する医療機器です。

作業環境の酸素濃度を測定する用途には使用できません。

閉鎖空間での酸欠対策には、必ず酸素濃度計を使用しましょう。


携帯型と定置型の違い

酸素濃度計は大きく「携帯型」と「定置型」に分かれます。

項目携帯型定置型
使用方法作業者が携帯設備へ設置
主な用途マンホール、タンク、巡回点検工場設備の常時監視
移動可能不可
監視対象作業者周辺特定エリア

マンホールやタンクなどの閉鎖空間作業では、作業者が身につけて使用する携帯型が一般的です。


作業前測定と作業中監視は目的が異なる

酸素濃度計の選定では、作業前測定と作業中監視の違いも理解しておきましょう。

作業前測定

作業開始前に安全な酸素濃度であるか確認します。

主に、

  • タンク開放時
  • マンホール開放時
  • 点検前

などで実施されます。

作業中監視

作業中に酸素濃度が変化する可能性がある場合は、作業者が酸素濃度計を携帯して継続監視します。

閉鎖空間作業では、作業前測定だけではなく携帯監視まで行うケースが多くなっています。


WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)の紹介

マンホールやタンクなどの酸欠対策用途で携帯型酸素濃度計を探している場合、WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)が選択肢の一つになります。

本製品は酸素専用の携帯型ガス検知器で、電源を入れると酸素濃度を連続的に監視します。

危険な状態になると、

  • 赤色LED
  • バイブレーション
  • 95dBブザー

で警報を発するため、作業者へ異常を知らせることができます。

また、本体重量は104gと軽量で、背面のメタルクリップによりシャツやベルト、ヘルメットへの装着も可能です。

主な仕様

項目内容
測定対象酸素(O₂)
測定範囲0~30vol%
分解能0.1vol%
測定原理電気化学式
測定方法拡散式
防水・防塵IP67
防爆認証ATEX、IECEx
本体寸法48×85×22mm
重量104g
使用温度範囲-35~50℃

向いている用途

  • マンホール点検
  • タンク内部点検
  • ピット作業
  • 地下設備点検
  • 船倉作業
  • 反応塔内部作業

WatchGas PDM+酸素濃度計の詳細はこちら


拡散式が向く用途と吸引式が必要になる用途

酸素濃度計には測定方式の違いがあります。

拡散式

周囲の空気を自然に取り込み測定する方式です。

特徴

  • 小型で携帯しやすい
  • 常時監視に向く
  • 作業者携帯用として普及している

PDM+シリーズも拡散式を採用しています。

吸引式(ポンプ式)

ポンプで離れた場所の空気を吸引して測定する方式です。

特徴

  • タンク内部の事前測定に適する
  • マンホール内へ入る前の確認に便利
  • 深い場所の測定が可能

作業前調査では吸引式、作業中監視では携帯型拡散式という組み合わせもよく採用されています。


点検・校正は運用方法も考慮して選ぶ

酸素濃度計は導入時の価格だけでなく、維持管理も重要です。

選定時には、

  • 点検体制
  • 校正対応
  • 管理工数
  • 更新サイクル

も確認しておきましょう。

特に携帯型酸素濃度計では、長期間の維持管理だけでなく、一定期間ごとに機器を更新する運用を採用する現場もあります。

導入時には本体価格だけでなく、運用全体を考慮して選ぶことが重要です。


まとめ

マンホールやタンク、ピットなどの閉鎖空間では、酸素濃度計による測定が重要です。

選定時には次のポイントを確認しましょう。

  1. 携帯型か定置型か
  2. 作業前測定か作業中監視か
  3. 測定範囲
  4. 警報方法
  5. 防塵・防水性能
  6. 防爆性能
  7. 点検・校正を含めた運用方法

WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)は、酸欠対策用途の携帯型モデルとして、マンホールやタンクなどの作業現場で活用しやすい製品の一つです。

詳細な仕様については、MonotaROやアズワンの商品ページも参考にしてみてください。


閉鎖空間で使用する携帯型酸素濃度計をお探しの場合は、WatchGas PDM+酸素濃度計(7192002)の仕様をご確認ください。


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