水中のナトリウム濃度を連続で測定可能!

Instran オンラインナトリウム(Na)濃度計

SKA法とISE方式を組み合わせた高精度なオンラインナトリウム分析計です。mVの相対値で濃度を算出するため、温度やマトリックスの影響を補正し、安定した測定が可能です。微量域の0〜500ppbに対応し、測定時間は約15分。鉄やアルミニウムとの錯体反応を利用し、干渉物質の影響を低減します。水質管理が求められる現場で、信頼性の高いモニタリングを実現します。

特長01

測定方法ーイオン選択電極

標準既知添加法(SKA)を用いて分析を行います。このプロセスでは、2回の測定が行われます。両者の差と、校正時に求めた傾きを使用して濃度を計算します。両方の測定値を使用することで、マトリックス試料中の変化を補正し、結果の計算には絶対値ではなく相対的なmV差を基準とします。これにより外部からの干渉が回避されます。

※干渉要因

  • リチウム、カリウム、ルビジウム、アンモニア、銀、タリウム

特長02

測定原理

試料はイオン強度調整剤(ISA)によりpH8~11に調整されます。その後、1回目の測定が行われます。次に、高濃度のナトリウム溶液の少量が添加されます。最後に、mVの2回目の読み取りが行われ、結果が計算されます。  この方法の利点は電極の迅速な応答により、迅速な分析が可能です。主な干渉要因である陽イオンは存在しないか、非常に少量です。さらに、ISA溶液がこれらの干渉を防ぎます。

特長03

用途/実績例

多用途

仕様

測定範囲0~500 ppb / 5 ppm / 20 ppm / 50 ppm(内部希釈による高濃度の調整可能)
再現性±2%
分析時間約10分
ISEナトリウム(Na+)電極
精度±2%
分解能0.01 ppm または 0.1 ppm
校正1点校正
試薬の消費量試薬1:1 ml/1回の分析(1 L/月)|試薬2:1 ml/1回の分析(1 L/月)※月間消費量は1時間ごとに1回の分析を想定して算出。

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